2007年11月アーカイブ
インプラントのプロビジョナル
インプラント埋入し、免荷期間が経過した患者さまに、プロビジョナルを装着しました。
顎位もおそらく偏位しているでしょうから、少々長めに、プロビジョナルで咬み合わせの変化の経過を追うこととなります。
まだ何でも咬んでOKというわけではありませんが、とりあえず歯がある状態となったこともあり、患者さまの喜びもひとしお、という感じでした。
ファイナルセットまで歯肉の変化等も合わせて経過を追っていきたいと思いました。
上顎前歯部インプラント
インプラントのシュミュレーションデータが届きました。
今回のインプラントは、上顎1・2番相当部です。
抜歯した後には頬側の歯槽骨欠損の程度が大きく、すぐにインプラント埋入するにもリスクがありそうです。
ソケットプリザベーション→GBR→インプラント埋入の方が、抜歯・GBRを同時に行うインプラント埋入よりも治療期間は長くなりますが、確実な印象があります。
抜歯する時期が遅くなればなるほど、その後インプラントをするにしても、ファイナルまでの期間が長くなります。
また残せる歯を抜歯してインプラントという治療方針には反対ですが、その歯を残すことで、周囲の歯槽骨や隣の歯がダメージを既に受けている場合には、戦略的に早期に抜歯するというのも、歯科医師の良心かと思います。