2009年7月アーカイブ
インプラントケース : 33
本日のインプラントは下顎右側臼歯部。
第二小臼歯はブリッジの土台で、歯根との間は広範囲に虫歯になっており、保存不可能という状態でした。
来院が遅れたために、歯根の半分は虫歯でぼろぼろという状態だったのです。
健全歯質を明示しつつ、歯槽骨との間隙にへーベルを挿入し、無事抜歯へといたりました。
第二小臼歯を抜歯した後、そこから後方へ4本のインプラントの埋入です。
歯槽骨は十分にあるようにパノラマレントゲンでは診えるものの、CTで骨質の状態を診てみると、骨質が不良、しかも皮質骨もそれほど多くはないという状態でした。
このようなインプラントオペでは、通常通りのドリリングでは初期固定が得られません。
今回はいわゆるアダプテーションテクニックを用いて、良好な初期安定性を得ることができました。
そのため、これらのインプラントは比較的早期に負荷をかけて行く予定となっております。
あなたの入れ歯、ぬるっとしていませんか?口臭、入れ歯、インプラントの関係
育児を通して気がついたことがあります。
息子はあまり人見知りをするタイプではなく、比較的誰にでも愛想よく抱っこをせがみます。
でも人によって抱っこをしてもらった瞬間に顔を背け泣き出す場合があるのです。
私は最近までそのことを気にもしていなかったのですが、どうやら口臭と関係がありそうだということが分かりました。
私の家族と親しくさせていただいている方が、堀歯科医院で歯周病の治療を行っていた方がいるのですが、治療が終わると息子の顔を見に自宅の方へ移動しておりました。
最初は歯周病の状態が重く、口臭もありました。
またその方は入れ歯を入れているのですが、入れ歯自体がぬるっとしていて、口臭の臭いが入れ歯に移っているのか、入れ歯もお口と同じ臭いがしました。
治療する前は息子は抱っこを頑なに拒否していましたが、歯周病の状態が改善して口臭がなくなるとその方にも息子は積極的に抱っこをせがむようになったのです。
一方、姿を見かけると抱っこを私にせがむ息子も、私がお酒を飲んだ後ばかりは、私が顔を近づけるとやはり顔をそむけて嫌がります。
私も妻も赤ちゃんは年齢の高い人間は苦手だという認識はありましたが、年齢という因子だけではなく、その人間の口臭という因子もあると疑うようになりました。
赤ちゃんを抱っこして、泣き出された経験のある方は口臭を疑ってみることも必要かもしれません。
また歯周病で入れ歯を入れている方は、入れ歯に歯周病菌が巣を作っていますから、ぬるっとした感覚があれば、入れ歯という選択肢自体を考え直された方がいいかもしれません。
(これは入れ歯のプラスティック部分に歯周病菌が付着しやすいからです。)
そのような視点からみても、欠損補綴の第一選択はインプラントであるということになります。