2010年3月アーカイブ
究極の審美歯科のあくなき追及!
上下顎前歯部のセラミック矯正を行う予定の方がいます。
この患者さまは上下顎ともに重度の叢生があったので、私は当初歯列矯正をメインに据えた治療計画をお話したのですが、手早くきれいな口元になりたいという希望があったので、歯列矯正よりもセラミック矯正を選択することとなりました。
このようなケースでは、審美のためにどの程度抜歯を受け入れることが可能なのかをお聞きする必要があります。
抜歯しないで歯並びを整える場合には、得てして歯牙は縦長になることが多いので、いくらセラミックが物性的にはきれいでも不自然な印象を与えかねません。
また場合によっては、内側に入り込んだ歯牙も両隣の歯牙の傾きにそろえる必要があるので、厚みのある歯牙形態となる場合もあると考えられます。
(それはすなわち、歯磨きがしにくいセラミックになる場合があるということです。)
さらに、歯牙叢生は上下顎の咬み合わせによって決定されることも多いので、少ない本数でのセラミック矯正治療には、仕上がりに限界があることも現実には少なくありません。
重度の叢生がある患者さまで、『2本のあるいは4本のセラミック矯正でなんとかきれいにならないか?』と相談に来られる方もいますが、その多くは『現在よりはきれいになるけれど、私が理想とするところまではいきません。
ただしそのゴールがあなたの希望するゴールであれば、治療を開始しましょう。』という内容のカウンセリングになります。
『歯を削る量を最小限にし、最大限今現在の状態から美しい口元に変化させる・・・。』
一見相反する内容ではありますが、今後も究極の審美歯科を追及していきたい!と考えております。
インプラントのプロビジョナルクラウン
上顎右側臼歯部にインプラントのプロビジョナルクラウンをセットしました。
この方は数ヶ月前に当院でインプラント埋入を行った方ですが、即時負荷インプラントを希望されなかったので、歯槽骨にインプラントがくっつくまでプロビジョナルのセットを延期していた方です。
即時負荷インプラントを行う意味としては、患者さまがその部分で咬めるようになる、あるいはすぐに見た目を回復できるということはもちろんのことですが、それと同じくらい重要なのは、トータルの治療期間を短縮する働きがある点です。
これは長期間にわたりプロビジョナルクラウンが入らないと咬み合わせを適切な位置に戻すために長い期間を要するからです。
もちろんインプラント上部にプロビジョナルクラウンが早期に入らない場合でも時間をかければ、咬み合わせの中心は適切な場所に戻ることとなるので、当院では患者さまに選択していただいているという状況です。
また追加ですが、骨が軟らかい部分へのインプラント治療については、即時負荷インプラントが適当ではないことありますから、インプラント担当医に相談されるとよいと思います。
即時負荷インプラントのメリット
上顎右側臼歯部にインプラントのプロビジョナルクラウンをセットしました。
この方は数ヶ月前に当院でインプラント埋入を行った方ですが、即時負荷インプラントを希望されなかったので、歯槽骨にインプラントがくっつくのを待っていた方です。
即時負荷インプラントを行う意味としては、患者さまがその部分で咬めるようになる、あるいはすぐに見た目を回復できるということはもちろんのことですが、それと同じくらい重要なのは、トータルの治療期間を短縮する働きがある点です。
これは長期間にわたりプロビジョナルクラウンが入らないと咬み合わせを適切な位置に戻すために長い期間を要するからです。
もちろんインプラント上部にプロビジョナルクラウンが早期に入らない場合でも時間をかければ、咬み合わせの中心は適切な場所に戻ることとなるので、当院では患者さまに選択していただいているという状況です。
また追加ですが、骨が軟らかい部分へのインプラント治療については、即時負荷インプラントが適当ではないことありますから、インプラント担当医に相談されるとよいと思います。
即時負荷インプラントで治療期間短縮!
上顎右側臼歯部にインプラントのプロビジョナルクラウンをセットしました。
この方は数ヶ月前に当院でインプラント埋入を行った方ですが、即時負荷インプラントを希望されなかったので、歯槽骨にインプラントがくっつくのを待っていた方です。
(即時負荷インプラントは、患者さま自身が一般的なレベルよりもはるかに過大な咬合力で咬んでしまうと、再度埋入する必要があるので、追加の費用をいただいております。)
即時負荷インプラントを行う意味としては、患者さまがその部分で咬めるようになる、あるいはすぐに見た目を回復できるということはもちろんのことですが、それと同じくらい重要なのは、トータルの治療期間を短縮する働きがある点です。
これは長期間にわたりプロビジョナルクラウンが入らないと咬み合わせを適切な位置に戻すために長い期間を要するからです。
もちろんインプラント上部にプロビジョナルクラウンが早期に入らない場合でも時間をかければ、咬み合わせの中心は適切な場所に戻ることとなるので、当院では患者さまに選択していただいているという状況です。
また追加ですが、骨が軟らかい部分へのインプラント治療については、即時負荷インプラントが適当ではないことありますから、インプラント担当医に相談されるとよいと思います。
インプラントケース : 39
今回のインプラントは、下顎右側臼歯部。
重度の歯周病で歯槽骨にほとんどついていない第一大臼歯を抜歯即時埋入インプラント、長期に亘って欠損となっていた第二大臼歯も同じくインプラント埋入です。
ひと昔前では抜歯をして傷が治癒してからインプラントを埋入するのが一般的で、外科的な処置の回数がどうしても増えてしまうことと、治療期間の長期化が問題となっておりました。
そのような問題点を回避するために、堀歯科医院では研鑽を続けることで、現在ではほとんどの症例に対して抜歯即時でインプラント治療を行うことが可能となっております。
この方の場合は、右側の咬合支持をインプラントで回復させた後、上顎小臼歯部、上顎前歯部と順に埋入していく予定です。
また下顎前歯部は部分矯正およびセラミックス治療も視野に入れています。
(歯列不正があり咬耗の程度も激しい症例では、歯列矯正治療の後に歯牙の形態を回復させるセラミックス治療が必要となることもあります。
歯列矯正というツールを併用することで歯牙を削る量を減らすことが出来るのです。)
この方は歯列不正の程度が重く、初診は歯周病治療と矯正相談を希望されての来院でしたが、インプラント、歯列矯正、セラミックスによる審美歯科治療を併用し、今後の彼女の人生が明るく華やいだものとなることに貢献したいと考えております。