2011年8月アーカイブ
大きなのう胞にもインプラント!
天気が悪いと、入れ歯の調子が悪い?!
天気が悪いと歯科医院では、入れ歯で来院される方が多いように感じます。
(ただ、大雨や台風などの本当に天気が悪いときには、我慢されている方も多いのも現状です。)
天気が悪いとき、台風や大きな低気圧が近づいていることが少なくありません。
このような時、気圧低下に伴う交感神経の働きとして、唾液分泌が減少します。
入れ歯は唾液の表面張力で安定するので、唾液、とくにさらさらした唾液が減少すると、入れ歯の安定が悪くなります。
(人間の体はリラックスした状態であれば、副交感神経が優位となり、緊張した状態が続くと交感神経が優位になります。
また、交感神経が優位の緊張した状態は、自然と噛み締めを誘発するので、入れ歯を使用されている方であれば、『入れ歯を入れていると痛い!』という状態になりやすいということになります。
(また、ついでですが、口が渇いてネバネバの状態になるのは、体が緊張している証拠となります。
この状態が交感神経が優位という状態です。)
入れ歯の痛みの2大原因を挙げれば、ひとつは入れ歯が動くこと、もうひとつは歯茎や粘膜が薄いことが挙げられますが、元々入れ歯で苦労している方は、気圧低下により、より一層の苦労を強いられるということになります。
入れ歯の動きを最小にすることは私たち歯医者はできますが、(その方の咬合力に比較して、)薄い粘膜を厚くすることはできません。
ということは、歯医者があなたの入れ歯の不調和を完全に取り除くことは、必ずしもできない場合があるということになります。
ご自分の歯茎あるいは粘膜が薄いという指摘を受けたことがある方は、最初から入れ歯ではなく、インプラント治療を選択された方が無難です。
インプラントであれば、あなたの咬合力のすべてを歯槽骨で受け止める訳ですから、粘膜の厚さに全く影響を受けないということになります。
また、あなたの噛み方によっては、どんな名人が入れ歯をお作りしても、入れ歯は動くことになります。
入れ歯が動く噛み方を普段からされている方は、入れ歯が動きにくい噛み方を体得されるか、そのような噛み方を続けても、痛みを感じない治療方法を選択されるべきです。
(入れ歯が動きやすい噛み方をされている方に、動きが最小になる噛み方を指導していますが、頭では私がお話した内容がわかっていても、実際の食事の際には、また元の噛み方に戻ってしまう方が少なくなりません。)
ご自分の歯を気にしないで、あなたが人生をエンジョイできるように、堀歯科医院は全力を尽くす決意です。
あなたにとって、歯に関する悩みが一切なく、何でもバリバリ食べることができる毎日が到来することを期待します。