2024年12月アーカイブ

咬筋の容積がサルコペニアに関連

咀嚼に重要な機能を有する咬筋の容積が低下することで、サルコペニアになるリスクが高まる可能性が示唆された。
同研究は今後、サルコペニア予防や早期診断として活用されると期待がかかっている。
順天堂大学の研究グループは、1484人を対象に、MRIを用いて咬筋容量を測定し、サルコペニア発症リスクとの関連性を調査した。
「文京ヘルススタディー」に参加した高齢者(男性603人、女性881人)を調査したところ、男性の咬筋容積の平均は35.3ml、女性は25.0mlだった。
また、咬筋容積が最も小さいグループは、最も大きいグループと比較して、サルコペニアのリスクが男性では6.6倍、女性では2.2倍も差があることが分かった。
特に咬筋容積は遺伝的要因やホルモンなどの影響を強く受ける一方で、四肢の筋肉量は年齢やBMIによる影響が大きかったという。
(参考文献:Achive of Medical Research 10月16日)
*****
咬筋容積が最も小さいグループは、最も大きいグループと比較して、サルコペニアのリスクが男性では6.6倍、女性では2.2倍も差があることが明感ありました。
インプラント治療でサルコペニアのリスクを減少させることができるのではなかろうかと推察しています。

2024年12月20日

hori (07:18)

カテゴリ:インプラントと全身の健康

高齢者の嚥下機能低下が睡眠の質に影響

睡眠の質は身体的要因と強く関連しており、誤嚥による咳も原因の一つとして報告されていることから、加齢による嚥下機能の低下は睡眠の質にかかわるといえる。
広島大学の研究グループによる、60歳以上の男女3058人(男1633人、平均年齢66.5±4.2歳)に対して自記式アンケートで調査した。
その結果、28.0%が嚥下障害を有し、19.1%に睡眠の質の低下が見られた。 嚥下障害と睡眠の関連を解析したところ、男性では嚥下障害のリスクがあることが、「睡眠の質が悪いこと」「睡眠不満足」「不規則な睡眠」と関連していた。
女性では、「睡眠の質が悪いこと」「睡眠持続時間6時間未満」と有意に関連していた一方で、「睡眠不満足」「不規則な睡眠」と有意な関連はなかった。
また、男女とも「睡眠の質」「入眠時間」「睡眠困難」「日中覚醒困難」と有意に関連していた。
(参考文献:Heliyon 5月31日)
*****
睡眠中は唾液はそもそもさほど分泌されないのでは?と思いますが、高齢者の場合ごくわずかな唾液が気管方向に流れ、誤嚥による咳が夜間に発生することはあり得ると考えられます。
咳をする以上、睡眠が分断されるので、結果として睡眠の質の低下するのでしょう。

2024年12月15日

hori (07:26)

カテゴリ:インプラントと全身の健康

子どもの夜更かしでミュータンス菌が増加

北医大らは、夜間の虫歯発生リスクの原因を突き止めるために、子供唾液を夕食後1時間おきに採取し、ミュータンス菌量を測定。
唾液採取は自宅で行ったのち、研究室まで郵送する流れとした。
その結果、重度の虫歯をもつ子供の唾液を解析すると、夜遅くなるほどミュータンス菌の量が増えていたことが分かった。
唾液中のミュータンス菌は夜遅くなるにつれて「増える子」と「増えない子」がおり、増える子供は重度虫歯に罹患するリスクが大きいとの結果を示した。
(参考文献:Jpurnal of Clinical Pediatric Dentistry 8月26日)
*****
重度の虫歯をもつ子供の唾液を解析すると、夜遅くなるほどミュータンス菌の量が増えていたことが明らかになりました。
小学校の歯科検診では、大半は虫歯が皆無の子供たちがいる一方で、少数の虫歯が多発している子どもがいると聞きます。
夜間は昼間よりも免疫が低下する傾向があるのかもしれませんね。

2024年12月10日

hori (08:10)

カテゴリ:インプラントと全身の健康

糖尿病治療で歯周病が改善

糖尿病治療が直接的に歯周病を改善することが分かった。
大阪大学の研究グループは、歯科的な介入は一切行わずに、29人の2型糖尿病患者に対し、2週間の入院下での糖尿病集中治療を実施し、治療前後の全身的な臨床指標や歯科的指標を解析した。
その結果、血糖コントロール指標に加え、歯周病の炎症程度を示すPISAが改善。
さらに、PISAの改善度の大小で被検者を2群に分けて比較解析したところ、大きく改善した群では糖尿病治療前のインスリン分泌能が有意に高値を示し、糖尿病性神経障害および抹消血管商家の指標も有意に良好な値となった。
(参考文献 Diabetes, Obesity and Metabolism 8月15日)
*****
歯科的な介入は一切行わずに、2型糖尿病患者に対し糖尿病集中治療を実施し、血糖コントロール指標に加え、歯周病の炎症程度を示すPISAが改善することが明らかになりました。

2024年12月 5日

hori (15:58)

カテゴリ:歯周病の悩み

このページの先頭へ