59%の下顎智歯は、智歯周囲炎の既往のため抜歯となっている.
・下顎智歯周囲炎(この場合、5ミリを超える歯周ポケット)の罹患率は、25歳以降には32%と、それ以前の16%の倍になる。
・59%の下顎智歯は、智歯周囲炎の既往のため抜歯となっているという研究がある。
・智歯を維持すること、とくに半萌出、近心傾斜した智歯を維持することは、智歯周囲炎のリスク増加と有意に関連している。
(参考文献)
Vandeplas C. Vranckx M, Hekner D, Politis C, Jacobs R. Does Retraining Third Molers Result in the Development of Pathology Over Time? A systematic Review. J Oral Maxillofac Surg 2020 ; 78(11) : 1892-1908.
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59%の下顎智歯は、智歯周囲炎のために、抜歯になっていることが明らかになりました。
傾斜している歯やインプラントは、そうではない場合と比べて、清掃性が悪いのかもしれません。