なぜ、歯周病は重症化しても、痛くないのか?

・「なぜ、歯周病は重症化しても、痛くないのか?」。答えはP.gingivalisなどが出す酪酸により神経突起が出なくなるため。
酪酸は慢性炎症を引き起こす原因となるほか、HIVなどのウイルスのクレマチンの機能に作用して活性化させるエピジェネティクスな働きもするとした。
また、加齢とともに十分機能しないT細胞が生じやすくなり、免疫機構の異常による自己破壊につながるが、歯周病はその初期の警告と説明した。
(日本病巣疾患研究会 東京2015年9月5日 日本大学歯学部落合邦康教授の講演)
*****
歯周病は重症化しても痛くないために、歯科医院への来院が遅れてしまう方がいます。
その答えは、歯周病菌が出す酪酸によって神経突起が出なくなるそうです。
インプラント周囲炎の場合も同様のような気がします。
こちらもやはり酪酸が関係しているのかもしれません。

2015年11月 5日

hori (09:43)

カテゴリ:インプラント周囲炎

« 歯周病に「なる人」。 | ホーム | パンチパーマ型P.g菌で、44.44倍も歯周炎リスク上昇! »

このページの先頭へ