プラークのみがインプラント周囲炎の原因ではない。

・Albrektssonらは、不適切なインプラントや外科/補綴治療の提供、また解剖学的、全体的に問題を抱える患者などへのインプラント治療の適用が、外来異物としてのインプラント体と生体免疫応答反応との不均衡を招くとした。
その結果、辺縁骨吸収が起こり、さらに不適切な咬合やセメント残留などによる刺激も辺縁骨吸収を招き、その後二次的に細菌感染が起こるという仮説を述べた。
この学説により、プラークのみがインプラント周囲炎の原因ではないとした。
(参考文献)
Albrektsson T, Dahlin C, Jemp T, Sennerby L, Turri A, Wennerberg A. Is marginal bone loss around oral implants the result of a provoked foreign body reaction? Clin Implant Dent Relat Res. 2014 ; 16(2) : 155-165.
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インプラント周囲炎の原因に不適切なインプラントや外科/補綴治療などが関与していることが明らかになりました。
やはりプラークのみでインプラント周囲炎が惹起されるわけではないようです。

2019年4月 1日

hori (08:32)

カテゴリ:インプラント周囲炎

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