インプラント表面のバイオフィルム除去に最も効果的だった方法とは?!
口腔内でプラークを4日間生着させたインプラント132本を、6つの治療群(ガーゼ、超音波スケーラー、エアフロー、金属製回転ブラシ、Er:YAGレーザー、未処置)に分け、それぞれの器具で1分間清掃を行い、走査型電子顕微鏡を用いたインプラント表面の質的評価と細菌培養による細菌数の量的評価を行った。
その結果、SEM像では、機械研磨のインプラントにおいて、ガーゼ群と回転ブラシ群の2群でそのほかの方法に比べ良好な表面正常が確認され、細菌量の評価では、表面正常にかかわらずガーゼ群、回転ブラシ群、エアーフロー群で良好な結果が観察された。
(参考文献)
Otsuki M, Wada M, Yamaguchi M, Kawabata S, Maeda Y, Ikebe K. Evaluation of decontamination methods of oral biofilms formed on screw-shaped rough and machined surface implants : an ex vivo study. Int J Implant Dent. 2020; 6(1): 18.
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ガーゼという原始的な手法が、レーザーなどの最先端の治療より効果的であったという結果に驚かされました。
特別な器具を使わずともインプラント表面のバイオフィルムが除去可能であることを示したといえますね。