チタンインプラント表面の工夫によって周囲炎を予防。
チタンインプラント表面の工夫によって周囲炎を予防できる技術が開発された。
東北大学歯学研究科による研究で、インプラント表面に作った無数のナノ突起が、免疫細胞のマクロファージを接触刺激して、細菌感染に対する生体防御機能(食作用)を活性化させるというもの。
研究グループは、歯根表面に存在する歯周組織の一部であるセメント質の物理的性質を模倣したチタン表面を開発した。
同インプラント表面にある無数のナノ突起が、食作用に関わる受容体への結合を介さずに、直接接触刺激を加えてマクロファージの食作用を活性化させることが判明。
さらに食作用に関わる受容体の発現を増加させ、菌体成分に対するマクロファージの反応性も増強することが示唆された。
(アポロニア21 2022年9月号 )
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チタンインプラント表面の工夫によって周囲炎を予防できる技術が開発されました。