エクスターナルは、インターナルに比べて、合併症の発症率は1.3倍。

・インプラントの接合様式という観点からは、エクスターナルコネクションのインプラントはインターナルコネクションに比べて技術的合併症の発症率は1.3倍であり、最も多い合併症としてのアバットメントスクリューの緩みが報告されている。
(参考文献)
Zembic A, Kim S, Zwahlen M et al : Systematic review of the survival rate and incidence of biologic, technical, and esthetic complications of single implant abutments supporting fixed prostheses. Int J Oral Maxillofac Implants, 29 Suppl : 99-116,2014.
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当院でも、インターナルコネクションのシステムも、エクスターナルコネクションのシステムも使用していますが、特別エクスターナルコネクションのインプラントシステムにトラブルが多いという印象はありません。
また、アバットメントスクリューの緩みが生じる場合、その多くは特定のインプラントに発生することが多いように感じます。
そのようなときには、補綴学的に何か問題のある設計をしていないか今一度自分の歯科臨床を振り返る時期だといえるでしょう。

2016年12月20日

hori (17:12)

カテゴリ:インプラントの偶発症

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