インプラントも50μmまでは動揺する。

・インプラントは骨組織内で最大50μmまで動揺する可能性が報告されている。
各インプラントには最大で50μmのミスフィットが許容されると予想されている。
(参考文献)
Andriessen FS, Rijkens DR, van der Meer WJ, Wismeijer DW. Applicability and accuracy of an intraoral scanner for scanning multiple implants in edentulous mandibles: a pilot study. J. Prosthet Dent 2014; 111(3):186-194.
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これまでインプラントは、動かないものと考えられてきました。
しかしながら、今回報告で最大50μmまで動揺する可能性が示唆されました。
個人的には、インプラントが動揺するというよりは、インプラントを取り囲む骨が代謝の結果、位置を若干変化させるのではなかろうかと考えています。
こうして考えると、オープンコンタクトがインプラント-インプラント間に生じても不思議はないということになります。

2019年8月10日

hori (08:58)

カテゴリ:インプラントの偶発症

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