2ミリ均一にフェルールがある中切歯は0.5-2ミリのフェルールがあるものより破折強度が強い。

・in vitroにおけるさまざまなフェルールの高さや形態を備えた根管治療をされた中切歯の破折強度

1. 根管治療を受けた上顎中切歯で支台築造を行わずクラウンにて補綴された歯と2ミリのフェルールで鋳造ポストコアとクラウンで補綴された歯においては、破折強度の平均は有意差がなかった。
2. 2ミリ均一にフェルールがある中切歯は0.5-2ミリのフェルールがあるものより破折強度が強い。
3. 0.5-2ミリのフェルールがある中切歯はまったくフェルールのないものよりも破折強度が強い。
(参考文献)
Tan PL, Aqilino SA, Gratton DG, Stanford CM, Tan SC, Johnson WT, Dawson D. In vitro fracture resistance of endodontically treated central incisors with varying heights and configurations. J Prosthet Dent 2005 ; 93(4) : 331-336.
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やはり全周にわたりフェルールが2ミリ以上ある、残存歯質が十分に存在する歯牙がやはり予後が良いことが明らかになりました。

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