直径2.26ミリ以下の根尖病変は、デンタルエックス線写真では発見困難。

・デンタルX線写真は、CBCTでの根尖病巣の大きさに対して、根尖撮影では19%と過小評価したり、108%と過大評価したりしてしまうことがある。
CBCTでは観察可能な直径2.26ミリ以下の根尖病変は、デンタルエックス線写真では発見困難であった。
(参考文献)
Lopez FU, et al. Accuracy of cone-beam computed tomography and periapical radiography in apical periodontitis diagnosis. J Endod. 2014 ; 40 (12) : 2057-2060.
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日常的に私たち歯科医師が、患者さんの歯の状態を把握するために使用しているのが、デンタルX線写真です。
パノラマX線写真と比較すると、精度はデンタルX線写真に分がありますが、CBCTと比較すると、やはりデンタルX線写真も確実ではないようです。
でもだからと言ってCBCTを気軽に撮影してしまうと、今度は被爆の問題が生じてきます。
CBCTの力を借りずに、如何にデンタルX線写真だけで患者さんの状態を確実に把握するか、というのは歯科医師としての基本的な技術でありながらも、歯科医師のレベルによって大きく異なるものと考えています。
高い技術を持つ歯科医師を目指したいものです。

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