インプラントの代わりに、iPSというのはまだまだ先らしい。

・iPSには、歯科への応用を阻む要素がかなり多いらしい。
その一つが、金食い虫だということだ。
現在、iPS細胞は京都大学がその権利を有している。
研究開発に膨大な投資をしたというのもあり、細胞自体がかなり高価なものになっている。
これについては理解できる。
新薬の点数がしばらくとはいえ高いのと同じである。
さらにiPS細胞の食費がかなり高額になるという。
iPS細胞も生きているのだから、摂食活動をする。
その餌というか食べ物が、とんでもない金額に及ぶ。
他にもiPS細胞は、その培養したものがすべて使用できるレベルには達せなく、成功率は1%にも届かないとも聞いた。
また、歯原細胞へ無事に分化しても、現状では前歯になるのか、臼歯になるのかもやってみないとわからない。
費用をつぎ込んでも、成功率が低すぎる。
医療も経済活動である限り、効率の悪いものは後回しにされる。
(デンタルダイヤモンド 2017年9月号 )
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iPSが歯科での応用が真の意味で可能となれば、インプラント治療は必要なくなるかもしれません。
しかしながら、今回の報告を診る限りでは、iPSが実用化されるのもまだまだ先ということになります。

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