パンチパーマ型P.g菌で、44.44倍も歯周炎リスク上昇!
・パンチパーマ型のP.gは素早く歯周組織の細胞の中に侵入し、様々な傷害を細胞に与え歯周組織を破壊し歯周炎を進行させます。
2型のP.gに感染すると、非感染の場合と比べて44.44倍も歯周炎が発症する危険性が高くなります。
歯周病のリスク因子として有名な喫煙や糖尿に比べてかなり高い値です。
・電子顕微鏡で撮影したP.gの遺伝子型別細菌像では、線毛遺伝子の違いが、髪型の違いのように見えることが分かりました。
1型:直毛型、1b型:束毛型、2型:パンチパーマ型、3型剛毛型、4型:スキンヘッド型、5型:産毛型
(21世紀のペリオドントロジー ダイジェスト )
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同じP.g菌でも、電子顕微鏡像では、線毛遺伝子の違いにより見え方が異なることが分かりました。
また、その形態によって分類すると、パンチパーマ型の2型P.g菌は、非感染の場合と比べて44.44倍も歯周炎が発症する危険性が高くなることもわかりました。
(ちなみに、重度喫煙で5.27倍、BMI30以上の肥満で8.60倍、糖尿病で2.32倍です。)
色々と気をつけているのに、歯周病が重症化している人は存在しますが、感染しているP.g菌の種類も特定できる時代となりました。
更なるエビデンスの蓄積を期待したいところです。