歯周病治療を行った場合の予後
・歯周病治療を行った場合の予後
Hirschfeld&Wassermanは、歯周病治療を行った患者の予後を平均して22年間観察した結果、77%は0-3歯失い、15%は4-10歯、そして残りの8%は10歯以上を喪失したと報告した。
このことは、適切な歯周病治療を受けた場合、約8割の人は長期間大多数の歯を保存することができるが、それでも1割の人は急速に歯を失っていくことを意味する。
(参考文献)
Hirschfeld L, Wasserman B. A long-term survey of tooth loss in 600 treated periodontal patients. J Periodontol. 1978;49(5): 225-237.
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歯周病の治療を受けていても、およそ1割の人は急速に多数の歯を失うというエビデンスです。
まして、歯周病の治療を受けていない人であれば、より多くの人が急速に多数の歯を失うグループに属してしまうことになります。
インプラント治療が必要にならないようにするためにも、歯周病の治療は必要ということになるでしょう。