歯周病は完治するか? 答えはNO!
・歯周病は完治するか? 答えはNO!
歯周治療によって歯周病菌の量が減ってくると、出血が止まったり、歯周ポケットが浅くなるなど歯周組織の状態は改善してきます。
しかし、これは歯周病菌と歯周組織の共生関係が取り戻されただけであって、歯周病菌が口腔から完全に駆除されたわけではありません。
常在菌である歯周病菌は駆逐できません。
生き残った歯周病菌はバイオフィルムや歯周組織に潜伏し歯周病の再発を狙います。
歯周病の原因が駆逐できないということは、歯周病には再発の危険がつきまとい、完治はないということです。
(21世紀のペリオドントロジー ダイジェスト )
*****
歯周病でお困りではない方も、歯周病菌と歯周組織の共生関係が維持されているに過ぎないということになれば、可能な限りプラークコントロールやSPTを確実に行うのは当然として、歯科医院で歯並び・咬み合わせのチェックも併せて行い、力による歯周組織の破壊を回避する方が無難といえることでしょう。