フッ化物の摂取で歯槽骨吸収予防?!
・水道水フッ化物濃度0.6ppm未満の低F地域、0.6-1.2ppmの至適F地域、3ppmを超える高F地域に住む35-44歳の、無作為抽出された967名の歯周状態を調査した疫学研究がある。
その結果では、低F地域の住民の方が、歯周ポケットを有する者が多く(OR=1.3)、8ミリ以上のアタッチメントロスを有する者が多かった(OR=1.94)と報告されている。
つまり、フッ化物の摂取によって歯槽骨吸収が予防できる可能性が示唆されている。
(参考文献)
Kumar S, et al. Fluoride-an adjunctive therapeutic agent for periodontal disease? Evidence from a cross-sectional study. Med Oral Patol Cir Bucal. 2009 ; 14(10) : e547-553.
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今回の報告により、フッ化物の摂取によって歯槽骨吸収が予防できる可能性が示唆されました。
これまでフッ化物といえば、虫歯予防でした。
フッ化物が、歯周病の予防にもなるとなると、歯科医学は日々進化していると感じざるを得ません。
常に情報をアップデートしていかなくてはなりませんね。