中年男性の親知らず抜歯

・第三大臼歯が存在しない場合が最も第二大臼歯に対して病的状態を与える率が少なかった。
この場合の病的状態とは、齲蝕の存在、20%以上の骨喪失、4ミリ以上のポケットのうち、いずれか一つでも見いだされたことを意味する。
軟組織埋伏の場合、第三大臼歯が存在しない場合に比べて4.88倍リスクを高めた。
萌出している場合は1.74倍、骨内埋伏の場合は2.16倍リスクを高めた。
結論として彼らは、中高年の男性では、第三大臼歯を保存することが第二大臼歯の病的状態のリスクを高めることと関わりがあるとしている。
(ザ・クインテッセンス 2018年6月号 )
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中高年、特に中年男性が親知らずを抜歯して欲しいと来院する場合は、歯茎が腫れている、出血する、臭いや味が気になる等の具体的な不具合がある場合がほとんどのように感じます。
そして、中年男性は仕事に追われているのか、『時間が取れないので、抜歯だけやってほしい。』という希望の方が少なくありません。
親知らずの周囲が汚れている状態であれば、個人的には抜歯を視野に入れている場合も可能な限り清潔にした状態を先に作るべきであると考えています。

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