根尖と下顎管が交通している割合は、若い女性に多い。
・Burkleinらは、CBCTを用いて下顎臼歯根尖と下顎管の距離(両者が交通している場合)を調査したところ、それぞれ第二小臼歯では4.2?(3.2%)、第一大臼歯では4.9?(2.9%)、第二大臼歯では3.1?(15.2%)であり、第三大臼歯を除いては第二大臼歯が最も下顎管に近接していたと報告している。
特に、根尖と下顎管が交通している割合は、女性が男性の2倍で、高齢者と比較して35歳以下に多かったという。
(参考文献)
Burklein S, Grund C, Schafer E, Bowles WR : Relationship between root apices and the mandibular canal: a cone-beam computed tomographic analysis in a german poplation. J Endod, 41 (10) : 1696-1700,2015.
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この報告により、若い女性の下顎第二大臼歯に対して根管治療を行う場合は、特に下顎管との位置関係への配慮が必要であることが分かりました。