ミュータンス菌だけがう蝕の原因なのか?

・ミュータンス菌だけがう蝕の原因なのか?
健全な歯において、エナメル質表面のプラーク中の細菌群の多くを占める、アクチノマイセスやミュータンス以外の連鎖球菌も酸を産生していて、この酸性度はう蝕になる臨界pHである5.5を下回る強さになることが多いのです。
つまり、普通にプラーク中に存在する菌であっても、う蝕の原因になる可能性があるということです。
ビフィドバクテリウム    pH 3.9-4.0
ラクトバシラス       pH 3.6-4.0
ミュータンス        pH 4.0-4.4
アクチノマイセス      pH 4.3-5.7
ミュータンス以外の連鎖球菌 pH 4.2-5.2
(参考文献)
Takahashi N, Nyvad B. The role of bacteria in the caries prosess : ecological perspectives. J Dent Res 2011 ; 90(3) : 294-303.
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ミュータンス菌は虫歯の原因菌と言われていますが、それ以外にも虫歯を惹起する細菌は存在するようです。

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