根面う蝕の原因菌

歯周病、う蝕の原因となる酸産生能が強いS.mutansやLactobacillusのほかにも、根面う蝕ではActinomycesなどのそれほど酸酸性能が強くない細菌も原因となり、これらの菌が多く認められます。
さらに、う蝕病巣にはPrevotellaなどのたんぱく質分解活性を持つ細菌も検出されています。
根面の象牙質はエナメル質と異なり、有機質を多く含んでいるため、生体由来のたんぱく質分解活性だけでなく、これらの細菌による有機物の分解も、う蝕の進行に関与している可能性が示唆されています。(歯科衛生士 2020年6月号 )
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生体由来のたんぱく質分解活性により根面の象牙質の有機質が分解されることを考えると、現時点では根面う蝕の対策は容易ではないものと推測されます。

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