咬合挙上の安全性

Abduoによる咬合挙上の安全性に関する4つのポイント
1. 許容される挙上量
・患者は最大5ミリの挙上に適応できる。
・必要最小限の挙上量を選択するべき。
2. 患者の適応
・咬合挙上後の適応は、1か月程度で得られる。
・新たな咬合高径の最終決定前に1か月以上の経過観察が望ましい。
3. 適切な挙上方法
・固定性装置より可撤性装置の方がトラブルが少ない。
・可撤性装置のトラブルは、装置の装着による不快感に関連している。
4.咬合挙上にともなう咬合付与
・中心咬合位と咬頭嵌合位を一致させる。
・咬合様式はMPOまたはグループファンクションが望ましい。
(参考文献)
Abduo J. Safety of Increasing vertical dimension of occlusion : a systematic review. Quitessence Int 2012 ; 43(5) : 369-380.
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個人的には、咬合挙上はなるべく最小限が望ましいと考えています。
挙上することができる許容量も、標準偏差が大きいような印象があります。

2021年4月 1日

hori (08:28)

カテゴリ:インプラントと若返り

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