義歯の清掃を毎日しないと肺炎発症リスクが1.3倍高まる。
東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野による研究では、要介護認定を受けていない高齢者でも誤嚥性肺炎発症のリスクはあるとの考えから、65歳以上の地域在住高齢者7万人1227人を対象に義歯の清掃頻度を過去1年の肺炎発症との関連を調査した。
結果、対象者のうち、過去1年に肺炎を発症したと答えた人は2.3%、義歯を毎日清掃しない人は4.6%だった。
また、義歯を毎日清掃する人の中で過去1年に肺炎を発症した割合は2.3%だったが、毎日清掃しない人では4.3%と肺炎発症のリスクが高くなった。
(アポロニア21 2020年1月号 )
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近年、肺炎で死亡する人が増加傾向にあると聞きます。
義歯を毎日清掃することで肺炎リスクを低下させることが可能です。
本人が自分でできない場合には、周囲の人間が代わりに行う必要があると考えられます。