フレイル高齢者は肺炎のリスク1.9倍

フレイルの高齢者は、1.9倍肺炎にかかりやすく、1.8倍重症化しやすい。
新潟大学大学院齋藤教授らが明らかにした。
研究グループは、2016年から17年に行った、約18万人の要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者の健康と暮らしに関するアンケート調査データを統計解析。
過去1年で「肺炎にかかったか」もしくは「肺炎化インフルエンザに罹ったのち、肺炎で入院したか」を調べた。
肺炎に関する年齢や性、教育年数、所得、家族構成、婚姻状況、喫煙、肺炎にかかりやすく重症化しやすくなる病気、肺炎球菌予防接種等の影響を除去して解析した結果、フレイル高齢者はフレイルでない高齢者と比べて、約1.9倍肺炎にかかりやすい可能性が
示唆された。
また、フレイルの前段階の高齢者も1.3倍肺炎にかかりやすいことと判明。
さらに、1.8倍肺炎で入院しやすい可能性があることも分かった。
(アポロニア21 10月号 )
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フレイルの高齢者は身体の姿勢を維持できない方が少なくないために、口腔内細菌を含んだ食物残差が肺に侵入することによって、誤嚥性肺炎を罹患するリスクが高いものと考えられます。
肺炎予防のためにも、体幹を支える筋力が低下しないように、日々意識し、努力することも必要かと思います。

2021年11月 1日

hori (08:20)

カテゴリ:インプラントと全身の健康

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