特定の歯周病菌で食道がんリスクが約6倍に!

食道がんと口腔細菌に関係 
江戸川病院と総合南東北病院との共同研究。
研究では、食道がんと診断された入院患者61人とがんでない入院患者62人の口の中を診察して唾液と歯垢を採取。
そこに含まれる7種類の代表的な歯周病の原因菌の数を推定した。
問診の結果では、食道がんの患者の方が歯周病の状態が悪く、喫煙率や飲酒の頻度が高いことが判明した。
さらに、歯垢に含まれるアグリゲイティバクター アクチノミセテム菌という細菌は、食道がん患者では16人で検出されたのに対して、その他の入院患者での検出は1人だけだった。
この細菌は、食道がん患者では唾液からも高い確率で見つかった。
結果を統計的に解析すると、唾液中でこの菌が見つかると、食道がんリスクは約6倍に高まる計算となった。
(医療新世紀 2021.2.1 )
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特定の歯周病菌で食道がんリスクが約6倍になることが明らかになりました。

2021年2月 5日

hori (08:15)

カテゴリ:インプラントと全身の健康

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