歯周病患者はCOVID-19関連の呼吸器合併症の発症リスクが高い。
レビューによれば、ドイツのミュンヘンで行われた最近の研究で、炎症性サイトカインであるインターロイキン-6のレベルの上昇が、COVID-19の入院患者における呼吸不全や最終的には人工呼吸器を要する状態となる強力な予測因子となることが明らかになった。
歯周病が放置されていると、この炎症性サイトカインの増加につながることが多い。
このことから、レビューの共著者であり、ロサンゼルスに拠点を置く歯周病専門医Shervin Molayem歯科医師は、既存の論文からも、歯周病患者に対してスケーリングとルートプレーニングを行うだけで、インターロイキン-6レベルを平均で3pg/ml下げられることが知られていると語る。
()レビューによれば、ドイツのミュンヘンで行われた最近の研究で、炎症性サイトカインであるインターロイキン-6のレベルの上昇が、COVID-19の入院患者における呼吸不全や最終的には人工呼吸器を要する状態となる強力な予測因子となることが明らかになった。
歯周病が放置されていると、この炎症性サイトカインの増加につながることが多い。
このことから、レビューの共著者であり、ロサンゼルスに拠点を置く歯周病専門医Shervin Molayem歯科医師は、既存の論文からも、歯周病患者に対してスケーリングとルートプレーニングを行うだけで、インターロイキン-6レベルを平均で3pg/ml下げられることが知られていると語る。
(Dental Tribune Japan Edition 3/2021 )
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歯周病患者はCOVID-19関連の呼吸器合併症の発症リスクが高い可能性があると新たなレビュー論文が結論付けられました。