口腔がんの重篤度を示す指標
・口腔がんはその発生段階の晩期でのみ発見されることが多いため、進行がん患者の5年生存率はわずか40%である。
コロラド大学デンバー校の研究者がこの度、郭清リンパ節に対する転移リンパ節の割合が口腔がんの重篤度を示す指標になることを見出した。
本試験の結果、LNR(Lymph Node Ratio:郭清リンパ節に対する転移リンパ節の割合)が10%を超える患者は10%未満の患者と比べて、がん再発リスクが約2.5倍、死亡リスクが2.7倍上昇していた。
(参考文献)
Association between lymph node ratio and recurrence and survival outcomes in patients with oral cavity cancer. JAMA Otolaryngology- Head&Neck Surgery.
*****
郭清リンパ節に対する転移リンパ節の割合が口腔がんの重篤度を示す指標になることが明らかになりました。