透析患者は、象牙質知覚過敏症状や酸蝕症のリスクが高い。
・透析患者は、水分摂取の制限や発汗抑制などがあるため、好んで冷たいものを摂取する傾向があるため、象牙質知覚過敏症状を訴えることが少なくない。
さらに、唾液分泌低下による口腔乾燥は再石灰化を阻害し、減塩の目的のためレモンや酢などの酸味を用いることが推奨されていることが多く、これは酸蝕症を生じる一因となり、症状の発現のリスクを高めていると考えられる。
(参考文献)
須田英明. 透析患者の象牙質知覚過敏症, う蝕および歯髄疾患. 臨床透析. 2011;27 (6) : 657-662.
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透析患者は、象牙質知覚過敏症状や酸蝕症のリスクが高いことが分かりました。