部分床義歯を装着すると主機能部位はどうなるのか?
大臼歯を両側性に失った場合には、主機能部位は小臼歯を含めた前方の残存しに移行することは必然であるが、欠損部位に部分床義歯を装着すると、主機能部位はもとも第一大臼歯に移行するのであろうか?
第一大臼歯を含む臼歯部の欠損に対して、部分床義歯あるいはインプラントによる補綴を行った場合には、それぞれ70.8%、92.3%で大臼歯部に主機能部位が戻る結果となっており、補綴方法の違いによる差はあるものの、欠損を修復することの重要性が示された。
(参考文献)
Ida Y, Yamashita S. Analysis of the relevent factors associated with oral health-related quality of life in elderly denture wearers. J Protthodont Res. 2022; 66(1): 93-100.
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第一大臼歯を含む臼歯部の欠損に対して、部分床義歯あるいはインプラントによる補綴を行った場合には、それぞれ70.8%、92.3%で大臼歯部に主機能部位が戻ることが明らかになりました。
欠損の修復はインプラントが一番良いですが、何も装着しないよりは部分床義歯を使用した場合の方が生理的な咀嚼を取り戻すことが可能となると考えることができます。