代用甘味料は安全なのか?
・低カロリー・ゼロカロリー甘味飲料を摂取すると、通常の飲料よりも体重やBMI、体脂肪率などが低くなり、飲用水よりも体重や血圧が低値を示すと報告されています。
しかし、習慣的な血糖値を示すHbA1cは飲用水と比較して高くなったり、体重やBMIの増加、2型糖尿病の発生率を上昇させるという報告もあります。
代用甘味料の一種であるアスパルテームやアセスルファムKは、摂取しても満腹感をもたらすホルモンが分泌されにくいため、過食につながる可能性が考えられます。
つまり、低カロリー・ゼロカロリー食品は減量や体脂肪率の低下に寄与する可能性がある一方で、一定以上摂取することで体重増加や血糖管理の圧下をもたらす可能性もあります。
(参考文献)
McGlynn ND,et al. Association of low-and no-calorie sweetend beverages as a replacement for sugar-sweeted beverages with body weight and cardiometabolic risk : a systematic review and meta-analysis. JAMA Netw Open. 2022 Mar 1 ; 5(3) : e222092.