歯数少ない高齢者外食頻度にも影響
2019年に実施された国民生活基礎調査と国民健康・栄養調査を統合したデータの2164人が対象で、そのうち女性は52.4%、平均年齢は74歳(標準偏差6.8)。
歯の本数が「20本以上」「10-19本」「1-9本」「0本」の群に分け、外食頻度を「週1回以上」「週1回未満」に分類したうえで、年齢、性別、喫煙状況、飲酒習慣、教育歴、同居の有無など、外食行動に与える影響を除外した。
解析の結果、「週1回以上」外食をしている人は456人(21.1%)だった。
歯の本数別に「週1回以上」外食している人の割合を比較すると、「20本以上」の群に対して「10-19本」は0.89倍、「1-9本」が0.67倍、「0本」が0.53倍と少なくなることが分かった。
(参考文献 Nutrients 7月12日付)
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興味深い研究結果ですね。
歯数と外食頻度が関連があり、歯数が少ないと高齢者の外食頻度が減少傾向に向かうことが明らかになりました。
歯を喪失した部位をインプラント治療で回復させた場合、肉体的QOLはもちろんのこと、精神的QOLも併せて向上する可能性があります。