「うま味」の感受性に影響与える要素

岡山大学歯学部の学生87人(男性43人、女性44人、平均年齢21.7歳)の協力を得て、安静時の唾液分泌量、唾液緩衝能力、5基本味(甘み、うま味、塩見、酸味、苦み)に対する認知閾値を測定し、関連性について検討した。
結果、唾液緩衝能が高い人ほど、うま味の感受性が高いという相関関係があることが分かった。
その一方で、酸味を含む他の味には同様の相関関係が見られなかったことから、唾液緩衝能力はうま味の感受性に影響する可能性が示唆された。
(参考文献 Archives of Oral Biology 5月29日付)
*****
唾液緩衝能力が高い人は虫歯になりにくいだけではなく、高血圧や糖尿病に対するリスクも低下する可能性が推察されます。

2024年9月 1日

hori (08:53)

カテゴリ:インプラントと全身の健康

« 歯周病はなぜ痛くないのか? | ホーム | 歯数少ない高齢者外食頻度にも影響 »

このページの先頭へ