喫煙が虫歯リスクを高める4つの理由
1. 煙草に含まれるニコチンの影響により、虫歯の病原菌であるS.mutansのバイオフィルムが厚くなる。in vivoの研究でニコチンはS.mutans およびS.sanguisを増加させたとする報告もある。
2. 唾液中の免疫物質であるsIgA(分泌型免疫グロブリンA)が減少する。
3. 喫煙をすると唾液pHが低くなる。非喫煙者のpHは7.00だったのに対して、喫煙者は6.75±0.11で有意に低かったとする報告がある。
4. ニコチンにより口腔乾燥が起こる可能性がある。
(参考文献)
Huang R, Li M, Gregory RL : Effect of nicotine on growth and metabolism of Streptococcus mutans. Eur J Oral Sci, 120 (4) : 319-325,2012.
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喫煙は歯周病リスクやインプラント周囲炎リスクだけでなく、虫歯リスクも高めることが明らかになりました。