なぜ加齢によって肺炎が発症するのか。
肺炎・誤嚥性肺炎は、肺炎連鎖球菌による感染症である。
肺炎球菌に対する感受性は65歳以上の高齢者で著しく高くなるため、超高齢社会の日本では、肺炎球菌感染症の罹患者数および死亡者数が増加している。
高齢者に肺炎球菌感染症が発症するメカニズムを若齢・老齢マウスを用いて調べたところ、加齢により肺炎球菌の分解・排除機構であるオートファジーが減弱することが明らかになった。
(参考文献)
日本歯科医師会雑誌 2025VOL.77 NO.10
加齢とオートファジーの関連性 (なぜ加齢によって肺炎が発症するのか)猪俣恵
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非喫煙者の肺がん罹患確率は、とある研究では、非喫煙者の肺がん罹患確率は、男性で0.06%(40歳) から1.35%(70歳)、 女性で0.10%(40歳)から0.75%(70歳)でした。
また、別な研究では、喫煙者は非喫煙者と比べて、肺炎球菌感染症にかかる危険性が約2?3倍高くなると言われています。