ナノダイヤモンドで根管治療の成績向上。

・ナノダイヤモンドが抜髄後に消毒された根管を保護し、完治の可能性を高めることが示された。
研究者らは、根管治療中の3名の患者において、ナノダイヤモンドを埋め込んだガッタパーチャ(NDGP)の試験を行った。
その後を検査したところ、NDGPは、従来のガッタパーチャよりも曲がりや破損に対する耐性が強いことが確認された。
3名全員が適切に治癒し、異常な痛みも感染も見られなかった。
「この試験では、ナノダイヤモンドを利用することで、とりわけ困難な歯内療法の症例から整形外科、再生医療などに至るまで、様々な手技の障壁の克服につながるという大きな見込みが得られた」と、共著者でUCLAの歯内療法学のMo Kang教授は語った。
(参考文献)
Climical validation of a nanodiamond-embedded thermoplastic biomaterial.  Proceedings of the National Academy of Sciences.

2019年5月20日

hori (09:34)

カテゴリ:インプラントと歯内療法

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