X線上でどのように樋状根を予測するのか。
・Haddadらは、デンタルX線撮影で以下のような特徴がみられた場合、樋状根の存在を予測できると報告している。
1.2つの歯根が癒合あるいは近接している。
2.近心根が細い。
3.遠心根管が太い。
4.2つの歯根の間に、第3の根管が認められる。
(参考文献)
Haddad GY, Nehme WB,Ounsi HF: Diagnosis, classification, and Lebanese population. J Endod, 25(4) : 268-271,199
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樋状根で歯根が癒合しているならば、根管も癒合している可能性があります。
根管が癒合している場合の方が、そうではない場合よりも、根管治療に要する時間が長いものと推測されます。
前もって、樋状根であるかどうかを確認ししたうえで、予約時間を設定する方がタイムマネジメントの面で有益であると考えられます。