日常的なデンタルX写真におけるアンダーの判定は意外と不正確。

・CBCTと比較した論文では、デンタルX線写真におけるアンダーの判定は、三次元的な到達度評価とは大きく異なることが示されている(デンタルでアンダーと判定された25本中20本が、CBCTではフラッシュであった)。
その報告では、成功率は到達度には影響されず、根管充填の緊密度に影響されるという結果であった。
(参考文献)
Liang YH, et al. Endodontic outcome predictors identified with periapical radiographs and conebeam computed tomography scans. J Endod. 2011; (3):326-331.
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日常的なデンタルX写真におけるアンダーの判定は意外と不正確であることがわかりました。
すべてのケースでCBCTを撮影して確認することはできませんが、治療の際に、実際に自分が行った感覚と、CBCTの結果のすり合わせをする必要がありそうです。

2019年5月25日

hori (08:27)

カテゴリ:インプラントと歯内療法

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