スクリュー固定はアバットメントスクリューの緩みと上部セラミックスの破折が有意に多い。
・スクリュー固定は、セメント固定に比べてアバットメントスクリューの緩みと上部構造セラミックスの破折が有意に高いことが報告され、その結果としてブラークの介在による歯肉の炎症と、辺縁骨吸収のリスクが高まることが示唆されている。
(参考文献)
Nissan J, Narobai D, Gross O,G helfan O, Chaushu G. Long-term output of cemented versus screw-retained implant-supported partial restorations. Int J Oral Maxillofac Implants 2011;26(5):1102-1107.
Ferreiroa A, Penarrocha-Diago M, Pradies G, Sola-Ruiz MF, Agustin-Panadero R. Cemented and screw-retained implant-supported single-tooth restorations in the molar mandibular region: A retrospective comparison study after an observation period of 1 to 4years. J Clin Exp Dent; 7(1):e 89-94.
*****
現在、インプラント固定様式はスクリュー固定がブームですが、スクリュー固定はアバットメントスクリューの緩みと上部セラミックスの破折がセメント固定よりも有意に高いという研究報告もあるようです。
スクリュー固定 VS セメント固定ではなく、何事も一長一短という感じがします。