日本人の口臭にがっかり
・日本人の口臭にがっかり
歯茎の健康を通じた体全体の健康を推進する団体「オーラルプロテクトコンソーシアム」が在日外国人100人(米国人60名、欧州40人)と、20-40代の日本人の男女600人にオーラルケアの実態に関するインターネット意識調査を実施した。
在日外国人に「日本人にオーラルケアを徹底してほしいか」と聞いたところ、「非常にそう思う」24%、「そう思う」48%を合わせて72%が、日本人に対して口臭予防に努めてほしいと回答している。
(アポロニア212015年12月号 )
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欧米のオーラルケアでは、プラークコントロールとブレスケアがあると聞きます。
キスやハグをする文化があるために、歯磨きだけではなく、口臭についても対策するようになったのでしょう。
一方日本では、口を手で隠す文化があったために、お口のコンディションが悪いと本人が考えている場合には、マスクをしたり、お話をするときに口を手で隠したりする方向に進んだのかもしれません。
それにしても文化の違いが大きいので、ブレスケアを行っている外国人が、それを行っていない日本人に対して口臭を感じるのは仕方がない面もあると思います。
というのも、ブレスケアを行い、自分を無臭化すると、逆に相手の口臭が気になるようになるからです。
また、今回のデータにはありませんが、正しいブレスケアを行っている日本人は少ないと考えられるので、日本人同士で相手の口臭が気になる割合はこれよりも低い値になると考えられます。
話は変わりますが、インプラント治療希望の方でも口臭を気にされている方がいます。
その多くは、歯が歯周病で膿が出ているケースで、その場合は確実に口臭の原因となっています。
当然のことながら、悪い歯を抜けば口臭レベルは低下します。