歯周病特有の口臭成分とは?!

口臭の原因の主体は揮発性硫黄化合物とよばれる硫化水素、メチルメルカプタン、硫化ジメチルです。
硫化水素は多くの細菌種が産生し、生理的口臭の原因物質となっています。
一方、メチルメルカプタンは主として歯周病菌から産生されるため、歯周病に特徴的な口臭成分です。
硫化ジメチルによる口臭は肝臓疾患などの全身疾患由来の場合があります。
これらの揮発性硫黄化合物は特有の臭いをかぎ分けられるようになればしめたものです。
揮発性硫黄化合物は嗅覚を麻痺させる作用もあり、患者さん自身は臭いを強く感じていないと考えられています。
(歯科衛生士のための21世紀のペリオドントロジーダイジェスト )
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揮発性硫黄化合物は嗅覚を麻痺させる作用もあり、患者さん自身は臭いを明確には認識することができないことがわかりました。
また明確には認識できないゆえに、大して口臭がきつくないのに、他人に迷惑をかけているのではないだろうかと過度に悩む人が出てくるのだと考えられます。

2020年9月15日

hori (08:49)

カテゴリ:インプラントと口臭

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