歯根破折の診断確定に、2年!
吉野らは、患者が症状(主として咬合痛)を訴えてから歯根破折の確定診断がつくまでに、75%の症例で2年を要したと報告している。
つまり「疑い」の大半は2年以内に決着がつくということだ。
(参考文献)吉野浩一:歯根破折の予兆を読む. 歯界展望, 127(6): 1049-1084. 2016.*****今回の報告で、歯根破折という診断が確定するまで、その多くは2年近くの期間を要することが分かりました。その2年間で、歯槽骨はかなり破壊されていることも多いので、一般的にはインプラントの治療期間が長くなるといわれています。しかしながら、抜歯即時インプラントでは、治療期間を短縮できる場合があるので、担当医に相談されるとよいと思います。