歯の喪失リスクが高い人は7.1%。
・矢野らは歯科予防処置を受けた成人663名の10年の追跡調査で、269(40.6%)に歯の喪失が認められ、喪失本数は747歯であったと報告しているが、なかでも5歯以上の多数歯を喪失した人数は47名で全体の7.1%にもかかわらず、喪失歯の総数は369歯で全喪失歯の49.4%によび、喪失傾向の強い群の存在を提起している。
(参考文献)
矢野正敏, 他 : 歯科疾患予防管理を受けた成人における歯の喪失リスクの要因分析. 口腔衛生学会誌, 1998.
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学校歯科検診同様、大方歯に問題がない方が大半であるのに対して、少ない数の患者さんで問題ある歯を多数抱えているというのは、歯科臨床を行っている自分自身の感覚と一致しています。