直径1ミリ以上の正中舌側管と側方舌側管の頻度

下顎正中の舌側には24.8%の頻度で直径1ミリ以上の正中舌側管が認められる。
下顎骨舌側の骨の高まりをSpinosumとすると、インプラント埋入に関わる可能性の高いSpinosumより上方では11.9%の頻度で舌側管が認められる。
(参考文献)
Wang YM, Ju YR, Pan WL, Chan CP. Evaluation of location and dimensions of mandibular lingual canals: a cone beam computed tomography study. Int J Oral Maxillofac Surg. 2015 ; 44 (9) : 1197-1203.
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下顎前歯部にインプラント治療を行う場合には、舌側管の存在に配慮しなくてはなりません。
下顎骨自体が硬いことが多いので、CT所見を読影すれば、細い舌側管でも比較的容易に、その位置を把握することができます。

2019年2月 5日

hori (15:07)

カテゴリ:インプラントオーバーデンチャー

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