ロケーターは、4年経過から不具合が多くなる。

・ロケーターにおいては、4年経過から不具合が多くなる。
(参考文献)
Five-year clinical traial using three attachment systems for implant overdentures. Cristache CM, Muntianu LA, Burlibasa M, Didilescu AC. Clin Oral Implants Res 2014; 25( 2 ): e171-178.
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当院でもロケーターを用いた2-IODを行っています。
最初の症例は、海外から個人輸入したロケーターを使用した記憶があります。
治療を終えてから、5年ほど経過しましたが、その状態については、「若干義歯が緩くなったけれど、支障なく使用できている」と患者さんからは聞いています。
ロケーターの雌部は樹脂製であるために、経年的に劣化します。
メーカーは3-4か月で交換することを推奨すると聞いたことがありますが、個人的にはそこまで劣化は早くはないと感じています。
また、雌部に使用する樹脂製の部品の交換は、治療前から想定されるものなので、トラブルに含めるべきではないと考えています。

2018年7月25日

hori (08:30)

カテゴリ:インプラントオーバーデンチャー

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