アジスロマイシン投与で、心臓血管死のリスクが上昇。

・2012年にWayneらは、アジスロマイシンを投与することで、心臓血管死のリスクが上昇することを報告している。
これは心電図におけるQT間隔の延長に伴い、心室頻脈から心室細動、致死性不整脈に繋がる可能性があることを示している。
マクロライド系の薬剤は、QT延長を引き起こすことが知られている。
(デンタルダイヤモンド 2016年12月号 )
*****
インプラント治療に際して、一般名アジスロマイシン、商品名ジスロマックを投与している歯科医師も少なくないと思います。
心疾患の既往のある患者、心電図でQT延長の傾向がある患者等には慎重な投与が必要となりそうです。

2016年12月30日

hori (08:57)

カテゴリ:インプラントと心疾患

« 各インプラントシステムにおける、繰り返しねじり試験を行った前後の緩みトルク値減少率 | ホーム | 直径2.26ミリ以下の根尖病変は、デンタルエックス線写真では発見困難。 »

このページの先頭へ