インプラント治療は、50代で受けるとよい。
Moyらは、1000名以上の患者、4600本以上のインプラント治療の失敗率が上顎8.16%、下顎が4.93%であったと報告した。
この中で、統計学的に有意にリスクが高かった項目として、高齢(40歳以下の失敗率が8.84%だったのに対して、60-79歳の失敗率が17.9%)、喫煙(失敗率が20%)、糖尿病(同31.3%)、放射線照射(同31.82%)、閉経後のホルモン療法を挙げた。
(参考文献)
Moy PK, Medina D, Shetty V, Aghaloo TL : Dental implant failure and associated risk factors. Int J Oral Maxillofac Implants 20 : 569-577,2005.
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インプラントの失敗率が40歳以下と60-79歳とで統計学的有意差があったそうです。
これをもとに考えると、インプラント治療を受ける予定があるのなら、60代や70代で受けるよりも、50代のうちに受ける方が成功率が高いということになります。