オトガイ神経領域における知覚異常

オトガイ神経領域における知覚異常の原因

1)直接的な損傷
ドリル使用時に深く挿入しすぎて下歯槽神経を損傷する。

2)血腫の形成
ドリル使用後やインプラント埋入後に下顎管内に血腫が形成され、その血腫が下歯槽神を圧迫する。

3)骨片の圧入
インプラント埋入時、先端の骨片が下顎管内に圧入され、下歯槽神経が損傷する。

4)骨の造成
下顎管の一部が損傷し、その修復過程で管壁に新生骨が造成し、管腔が狭くなる。

この場合、症状は手術後しばらく経過して出現する。

(インプラント治療 こんなときどうする?  より)



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要は、直接的な神経損傷がなくても、知覚異常が生じる場合があるということです。

ただ、直接的な損傷でなければ、手術後経過をみることで、次第に違和感が消失する場合もあるということです。

いずれにしても、インプラント手術医は、気を引き締めてオペに臨まなくてはなりませんね。

2013年12月 1日

hori (15:49)

カテゴリ:インプラントについて

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