ブリッジは、単冠よりもその後神経を失う傾向がある。

・BergenholtzとNymanは、歯周病症例で歯周治療と補綴治療を完了した後に、単冠とブリッジの支台歯が失活してしまった比率を52名の患者について4年から13年の追跡調査を実施し、ブリッジの支台歯は、単冠の支台歯よりも失活しやすい(ブリッジで15%、単冠で3%が失活した)ことをつきとめ、その後の歯内療法の結果として根尖病巣と歯根破折による失敗が多くを占めるようになったことを報告している。
(参考文献)
Bergenholtz G,Nyman S. Endodontic comlications following periodontal and prosthetic treatment of patients with advanced periodontal disease. J Periodontol 1984; 55:63-68.
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通常の単冠と比較した場合、ブリッジ治療では、治療受けた歯の根の治療が、必要にことが多いというエビデンスです。
一度行った治療が長持ちするためにも、ブリッジではなく、インプラント治療の方が適当であるということになりますね。

2014年5月25日

hori (09:00)

カテゴリ:インプラントについて

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